ほぼフルカスタムのMacbook Pro 2019 16-inch VS Macbook Pro 2020 M-1 13-inch
開発にMacbook Pro 16-inchを使っているんですが、Unityでのゲーム実行やコンパイル、ビルドに時間がかかって、ファンがガンガン回ってうるさいので、話題のM1 Macを買ってみました。
乗り換えてみたものの、そんなに早くなった気がしない。
むしろ遅くなった気もする。
それぞれのスペックは以下
Macbook Pro 2019 16-inch | Macbook Pro 2020 M1 13-inch | |
Processor | 2.4 GHz 8-Core Intel Core i9 | Apple M1 |
Memory | 32 GB | 16GB |
ベンチマークサイトでの比較
Macのベンチマークサイトで性能を見て比較すると以下のように、
Mac Benchmarks - Geekbench Browser
MBP 2019 16-inch | MBP M-1 2020 13-inch | |
シングルコア | 1092 | 1701 |
マルチコア | 6849 | 7358 |
これによると特にシングルコアでM1圧勝じゃないか。なのに遅くなったように感じるとはなんぞや。
体感だけで言っててもしょうがないので条件を揃えて比較することに。
計測結果
計測に利用したのはUnity2020.1.17f1。自分がいま作っているゲームをビルドしました。
MBP 2019 16inch | MBP 2020 M1 13inch | |
Unity Libraryフォルダ削除して起動 | 4:29 | 6:20 |
SwitchPlatform(PC→Android) | 3:37 | 6:40 |
Build Apk | 10:21 | 12:23 |
Build Apk 2回目 | 4:05 | 4:35 |
SwitchPlatform(Android→iOS) | 6:55 | 11:15 |
Build iOS | 3:55 | 5:06 |
ゲーム起動 | 0:36 | 0:49 |
気のせいじゃなかった。全体的にM1マックのほうが2割 ~ 3割程度遅い。
アクティビティモニター使用状況
これをみるにメモリの差が影響しているのかなぁ。
メインマシンはMBP2019に戻しました。
M1 Mac 何に使おう...
※あとから言われて気がついたんですが、UnityがまだAppleシリコンネイティブ対応していないので、この結果は当たり前っちゃ当たり前な気がしてきました。
Appleシリコンネイティブ対応版が正式に出たら、また試してみようと思います。